漆黒の羽と小さな角状の鶏冠、鼻孔の突起が特徴的です。九州中央山岳地帯の西側に位置した場所にしかいない、とても珍しい鶏です。
在来種⑯熊本種
明治20年から40年にかけて、熊本県にて改良された鶏です。一時は、繁殖能力の低さに普及を断念した歴史もありますが、高品質肉用鶏として大型に改良したのが「熊本コーチン」に、産卵率向上の為に改良したのが「九州ロード」です。
在来種⑮岐阜地鶏
鶏の原種の特徴を色濃く残している「岐阜地鶏」は、飛騨では「飛騨地鶏」、郡上では「郡上地鶏」と呼ばれています。昭和16年に天然記念物に指定されました。
在来種⑭鴈鳥(がんどり)
秋田県で飼育されています。短い脚が特徴です。
在来種⑬河内奴鶏(かわちやこっけい)
小型鶏ではありますが、行動は活発で闘争性が強い鶏です。三重県原産で、昭和18年に天然記念物に指定されました。
在来種⑫尾長鶏
高知県原産で、オスの尾羽が極端に長くなるのが特徴です。ニワトリは通常年に一度羽が生え換わりますが、オスの尾長鶏は尾羽が生え換わらないため、尾が非常に長くなります。
在来種⑪沖縄髭地鶏
沖縄県の在来種です。顎に肉垂れの代わりにひげがある、美しい外観で観賞用としても人気です。ウイターチャンと似ています。
在来種⑩プリマスロック種
アメリカのマサチューセッツ州で品質改良されたニワトリです。「白色プリマスロック」と「白色コーニッシュ」の交配種は、肉用鶏のブロイラーの主流となっています。
在来種⑨横斑プリマスロック種
明治19年にアメリカから輸入されたものです。横斑(おうはん)は、白と黒の横しま模様をしています。
在来種⑧エーコク
イギリス(英国)よりもたらされたという鶏です。淡色のものはバブコーチンから、黒色のものは黒色コーチンからでたもので、淡色のものは足が長く、黒色のものは粗野でオーピントンに似ているが、同種より足が長く、卵が大きく、体質は強健です。